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mn'95blog

映画や音楽などいろいろ。

11/27挫・人間@渋谷クアトロ

関西在住なのですが、昨日日帰りで東京へ行ってきました。

当初は、東京フィルメックスで上映のエドワード・ヤン『タイペイ・ストーリー』が観たくて東京行きを決めたのですが、同じ日の夜に挫・人間とグッバイフジヤマの対バン(グッバイのレコ発)があることに気付き、急遽そちらも行くことにしました。つい数日前にも挫・人間の大阪のワンマンに行ってきたところでしたが、好きなバンドとは観られるものなら何回でも観たいものですね。自分でも「あ、わたしいつの間にやら挫・人間のことがとっても好きになっているなー」と実感。また、個人的に最近気になっていた仙台のバンド・アンテナのVo.渡辺さんが転換アクトで出演するというのも魅力的で、行くかどうかの決め手の一つになりました。

はじめて東京でライブを観たということもあって、とても楽しかったのでライブレポート的なものを書いて残しておこうと思います。ライブレポートの書き方とはよくわからないですが、素人なりに楽しかった記憶をとどめておきたいなと。セトリとか、MCの順番とか、細かいところが記憶が怪しくて、ちょっと違うこと書いちゃってたらごめんなさい。

 

17:00に渋谷クアトロ、開場。中へ入ると、ステージ上には「嘘」と書かれた紙や、「本当」と書かれた紙が機材やマイクスタンドに沢山貼ってあっていかにも怪しい。挫・人間Vo.下川さんのインタビューの衣装(?)を思い出す。

skream.jp

 

一人で来ていたのにスマホの充電は切れかけ、待ち時間はかなり退屈していたが、開演予定の18:00を少し過ぎた頃に照明が落ちて「テクノ番長」のイントロが鳴り響くと、テンションは一気に上がった。下川さんが「本当」と書かれた紙を真っ二つに破り去り、Gt.夏目さん、下川さん、Ba.アベさん、サポートの菅さんの4人がステージで踊りだすと、ファンも一斉に踊りだす。


挫・人間【テクノ番長・振り付け】

もちろん楽器は弾かない。ひたすら踊り通す。サポートの菅さんもノリノリで踊っててとってもキュートだ。ダンスで開場が盛り上がってきたところで、なんとグッバイの「ですとらくしょん!」のカバーが炸裂。これは本当に予想していなかったので、意外だった。


グッバイフジヤマ / ですとらくしょん!〜Summer of Lovers MVver

「デデデデストラクショーーンッ」とカタカナ語を早口で歌う姿が下川さんにしっくりきたし、普段とは違うギターやベースのラインを弾きこなすアベさんと夏目さんからは、いつもとはまた違った表情が見えた気がする。バスケ部のかっこいい先輩がサッカーやってるの見て、「やっぱ運動神経いいんだなあ〜惚れ直しちゃった〜」って言うのと同じカンジ。煽ってもまだまだ小さい観客の声に

夏目「お前ら、下北沢に帰れーーーーっ!」

と一喝する一幕もあって面白かった。(下川さんに「やめなさいよ」と言われていたけれど)挫・人間のコピーのクオリティも高く、なんやかんや盛り上がってグッバイファンと挫・人間の距離がぐっと縮まった気がした。なんというか、挫・人間のファンとしては純粋にうれしい。

下川「今日は、ツーマンだけどな、転換アクトってなんだよ!転換アクトって!ヒヨってんな!40分やそこらでな、(挫・人間の出演後の)空気を変えられると思うなよ!」

と噛み付く下川さんの姿が観られるのも対バンならではという感じで、カッコいい。普段あらゆるものに対して思うことがあっても飲み込んでしまうことの多い私は、こうやって噛み付いたり叫んでたりする人に憧れてしまう。そんな感じで少しMCをはさんだ後、

下川「俺は世界一美しい引きこもり」

の一言の後に「土曜日の俺はちょっと違う」のイントロが始まる。


挫人間 - 土曜日のおれはちょっと違う

個人的にこの曲には励まされることが多いので、ライブで聴けたのはとても嬉しかった。初めて買ったのが『テレポート・ミュージック』だったのもあって、思い入れが強い一曲だ。「君の声 君の指が 空気にとけた」という歌詞がものすごく綺麗だな、といつも思う。サビの「土曜日の俺はちょっと違う」は繰り返される度に力強さを増していく。渋谷クアトロは照明がカラフルでとても綺麗で、それに照らされる下川さんは、物理的にだけじゃなく本当に眩しくてカッコよかった。下川さんの歌う姿はとても真摯で、歌詞がガツンとハートにくる。そこが、好きだ。

 

そして

夏目「お前ら、頭振れるかーーーっ」

という掛け声と共に「人類」がスタート。重めのサウンドが一気に全身にのしかかってくる。頭振るの実は苦手なのだけれど、この曲では自然に振ってしまう。骨太のサウンドに身を任せた。Aメロ(?)の裏で鳴っている「テレレレーレレレ、テレレレーレレレ」というギターとベースの動きがクセになって気持ちいい。「人類」は『苺苺苺苺苺』の頭に収録されているのだけれど、こういう重めのサウンドって『苺苺苺苺苺』らしいかもしれない。『苺苺苺苺苺』は、もう直接的に「しね!」とか「ころす!」と言ってしまっている心の叫び、怒りが吐露された1枚で、初めて聞いた時は少しびっくりしたけれど、今は好き。挫・人間の魅力って下川さんの声だとか、歌詞だとか色々あるけれど、この重くのしかかってくるようなサウンドは絶対魅力の一つだ。


挫・人間「人類」

会場が一気に挫・人間サウンドに包まれると、畳み掛けるように「セルアウト禅問答」へ。


挫・人間「セルアウト禅問答」

こちらはMVもあるし、定番曲でもあるので会場も盛り上がっていたように思う。「欲望 リビドー 狂って候」とか挫・人間のこういう韻の踏み方が好き!「ゲームボーイズメモリー」の「僕はゴミ 夜は海 バイパスの先は君」とか。そして、アベさんのベースラインがカッコいいわカッコいいわ。昨日のライブはやたらアベさんがいつもに増してカッコよく感じて、もう、なんというかずっと惚れ惚れしていた。

 

この曲がどの部分に入っていたか定かでないのだけれど、「人生地獄絵図」もやってくれた。これもけっこう骨太のサウンドの曲だけれど、サビはちょっぴりキュートさがあったり、「引っ越し」コールが入ったりと自由度が高くて楽しい。めちゃくちゃ明るい音なのに、「人生地獄絵図」と歌ってしまうあたり挫・人間だね。

 

そして挫・人間は美少女へと変わる。

 

アベ「みんな〜っ☆今日は、挫・人間のライブに来てくれてありがとう〜!じゃあ、ちょっと挫・人間の紹介をするねっ☆私が、みんなの妹〜?」

挫・人間のファン「まっこまっこりーんっ」

アベ「わ、割と(コールに対応できる人が)多くて怖いわ」

とまこまこりんからアイドルらしくご挨拶。

夏目「モヒカン担当、目は〜ブラーック。まゆ毛も〜ブラーック。死神やってます!夏目創太です!」

夏目さんはしっかり笑いをとっていた。夏目さんはモヒカンで、目の周りも唇も真っ黒だけれど、笑顔がとってもキュートでほっこりする。

下川「今日は〜対バンってことでー、誘われてー、ほら、私たち男の子が頑張ってる姿が観たいからOKしたんだけど…アフターに行ってもいいなって気持ちでっ!」

夏目「やだ、はれんちーっ」

このはしゃぎっぷり。なんかもう色々通り越して愛しい。目に入れても痛くない。

人の話を聞いている時も、アベさんは内股で、手をグーにして口元にスタンバイさせていて、みんなの期待を裏切らない。(アイドルだから)

下川「今日は、挫・人間から残念なお知らせがあります…。こんなに、沢山の人が私たちのライブを見に来てくれてるのに…っごめっごめんなさい…」

突然泣き出す挫・人間のセンター、りおきゅん。ざわつく会場。がんばれりおきゅん、泣かないでりおきゅん。

下川「でも、私たち、ひとりひとり孤独と向き合いたいんです…普通の女の子に戻ります。」

〜〜♪


挫・人間【☆君☆と☆メ☆タ☆モ☆る☆ 振り付け】

キャンディーズを彷彿とさせる下りで「☆君☆と☆メ☆タ☆モ☆る☆」がスタート。アイドルだから、楽器は弾かずに歌って踊る。菅さんも踊る。だんだん本当に美少女というか、アイドルに見えてくるから不思議だ。いや、私がヤバいのか。わからない。でも気がついたらまこりんのソロパートとかにキャーキャー言ってしまっている。なんと恐ろし楽しい空間。曲の終わりにきちんとマイクを置くあたり、キャンディーズへのリスペクトを感じる。

 

ステージの床に置いたマイクをすぐにセットし直して、何事もなかったかのように「ゲームボーイズメモリー」へ。これには会場から笑いが起きた。


挫・人間「ゲームボーイズメモリー」

この曲、ベースラインが本当にカッコいい。アベさんが以前、自身のインスタにUpしていたものもあるので、ぜひじっくり聴いてみてほしい。

www.instagram.com

アベさんの音は色気があって素敵だ。間奏のところで「言えるかな 言えるかな」と歌う下川さんの声がどこか切なく感じられる。

 

そして最後はもちろんこの曲。「下川最強伝説」


挫・人間「下川最強伝説」

この曲は、下川さんが初恋の人にささげたラブソングで(挫・人間の曲はラブゾングが多い)、ライブでは、サビ部分で下川さんに合わせて全員が右手を掲げ「除霊」を行う。初恋を「除霊」する。この除霊や初恋について話すために、かなりの時間が割かれる。下川さんが話している間、全く関心を示さず無反応なアベさんに対し、

下川「ねぇ、聞いてる?聞いてるの?ねえ!聴いてよ!」

と言ってアベさんの目の前でぴょんぴょん飛び跳ねる。いつの間にか夏目さんも一緒に跳ねていて2人とも可愛らしい。それでも無視をするアベさん。下川さんは、気をひくためにベースの弦を思いっきり緩めて去っていくが、アベさんはすぐさまチューニングを整え直し、シカト続行。会場にはまたもや笑いが起きた。

曲のなかで、下川さんがCDだと「君の顔は新しいロックンロールの文法だ」(この歌詞好き)と歌う、語りパートのようなものがあるのだけれど、ライブではここで言うことが毎回変わる。今回は、「好きだ!」と何回も言っていてこれまた真摯な叫びだった。終盤、曲のシメとなる「はばーたきーたーーーーーいーーーーーー」という歌詞を歌うハズの下川さんの姿が消えたと思うと、下川さんは転換アクト用の脇のステージへ移動。そこで歌うのかを思ったら、

下川「でもね、このマイク入ってないんだ。…今回は、お前に歌わせてやるよ!(夏目さんのほうを見ながら)」

そして夏目さんが歌って終わるという珍しいパターンでした。

 

そんなカンジで挫・人間ファンだけでなく、他のバンドを目当てに来ていた人にとっても、カッコよくて、可愛くて、面白い、挫・人間の魅力が詰まったライブだったのではないでしょうか。それにしても、わんまんの時に強く思ったのですが、ライブに来るファンに女の子が多いの何故だろう。私は今年に入ってからライブに行くようになったので、現メンバーになる前の状況とか知らないけれど、昔の映像見ていると今ほど女の子ウケしない気がするし。最近増えてる感じなのかな。

いつの間にやら私の中のNo.1バンド・スピッツと同じくらい好きになっていた挫・人間。次に見るのは来年になりそうですが、また行きたいです。

 

 

 

▼CD

苺苺苺苺苺

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テレポート・ミュージック

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非現実派宣言

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